監修エクネス株式会社 代表取締役 平井康之
1000社以上が利用する手書き代筆サービス「ロボットレター」運営責任者
マーケティングイベントへの登壇を通じ、CXOレターを活用した新規開拓戦略や最新の成功事例を発信
「渾身の営業メールを送っても無視される」「テレアポは受付で即座に断られる」
デジタル化が進んだ現代において、このような悩みを抱える営業担当者は少なくありません。メールボックスには毎日大量のセールスメールが届き、重要な連絡さえ埋もれてしまうのが現状です。
そんな中、トップセールスマンが密かに活用し、驚異的な開封率を叩き出している手法が「手書きの手紙」です。
決裁者の手元に物理的に届き、感情を動かす「手紙営業」は、今こそ見直すべき最強のアプローチ手法と言えます。しかし、「書き方が分からない」「字に自信がない」「時間がかかりすぎる」というハードルがあるのも事実です。
そこで本記事では、累計800万通以上の手紙営業代筆実績を持つプロが、「失礼のない書き方のマナー」から「そのまま使える業種別・シーン別の例文」までを完全解説します。記事の後半では、手書きの効果を維持したまま効率化する裏ワザもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ今、営業活動に「手書きの手紙」が最強なのか?

コロナ禍を経てオンライン商談が普及した今だからこそ、アナログな「手紙」の価値が相対的に高まっています。なぜ営業ツールとして手紙が最強なのか、その理由は大きく3つあります。
メールやDMと比較した驚異の「開封率」
一般的な新規開拓の営業メール(コールドメール)の返信率は、わずか0.1%〜数%程度と言われています。一方、自分宛ての「親展」で届く封書の手紙は、ほぼ100%に近い確率で開封されます。
特に印刷されたDM(ダイレクトメール)とは異なり、切手が貼られ、手書きの宛名が記された封筒は「私信」として認識されるため、受付で廃棄されることなく担当者の手元まで届くのです。
決裁者(社長・役員)の手元に物理的に残る強み
メールは一瞬でスクロールされ、画面から消えれば忘れ去られてしまいます。しかし、手紙は「物理的なモノ」としてデスクの上に残ります。
特に決裁権を持つ役員や社長クラスは、重要な郵便物を自ら確認する習慣があるケースが多く、テレアポでは突破できない「受付の壁」を、手紙ならすり抜けられる可能性が高いのです。ふとした瞬間に読み返され、そこから問い合わせに繋がるケースも珍しくありません。
返報性の原理(手間をかけたものには返事をしたくなる心理)
人は、相手から何か施しを受けたとき、「お返しをしなければならない」という心理(返報性の原理)が働きます。
コピー&ペーストで送られたメールと異なり、時間と手間をかけて書かれた手書きの手紙には、受け取り手の心を動かす力があります。「わざわざ手書きで書いてくれたのだから、一度会ってみようか」「断るにしても連絡くらいはしよう」という心理的ハードルを下げる効果があるのです。
手書きの手紙がなぜこれほどまでに効果を発揮するのか、そのメカニズムと実際の活用事例については、以下の解説動画でも詳しく紹介しています。
【保存版】失礼にならない営業手紙の書き方・基本マナー

効果が高いとはいえ、マナーを欠いた手紙は逆効果になりかねません。ここでは、ビジネスシーンで失礼にならないための基本ルールを解説します。
基本構成(頭語・結語、時候の挨拶、主文、末文)
営業手紙の構成は、基本的に以下の流れで組み立てます。
| 構成要素 | 内容・ポイント |
|---|---|
| 1. 頭語 | 「拝啓」「謹啓」など。結語とセットで使います。 |
| 2. 時候の挨拶 | 季節を感じさせる挨拶。「早春の候、貴社におかれましては〜」など。 |
| 3. 相手の安否・感謝 | 「ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」などの定型句。 |
| 4. 主文(用件) | 「さて、本日は〜」で切り出し、手紙の目的を簡潔に伝えます。 |
| 5. 結びの挨拶 | 相手の繁栄を祈る言葉や、今後の指導をお願いする言葉。 |
| 6. 結語 | 頭語に対応するもの。「敬具」「謹白」など。 |
縦書き vs 横書き? 便箋とペンの選び方
- 縦書き(推奨):もっとも丁寧でフォーマルな形式です。社長や役員宛て、お礼状などは縦書きの白無地便箋が無難です。
- 横書き:親しい間柄や、英数字・カタカナが多いIT商材の案内などでは横書きでも許容されますが、カジュアルな印象になります。
- ペンの選び方:筆ペンまたは万年筆がベストです。ボールペンは事務的な印象を与えるため避けましょう。インクの色は「黒」または「ブルーブラック」を使用します。
封筒の書き方と「親展」の活用
封筒は、手紙の第一印象を決める重要な要素です。
- 和封筒(長形4号など):縦書きの手紙を入れる際に使用します。
- 切手:料金別納郵便のスタンプではなく、記念切手などを1枚ずつ貼ると「特別感」が増し、開封率が上がります。
- 「親展」の記載:宛名脇に赤字で「親展」と記載、またはスタンプを押すことで、事務員ではなく本人が開封する確率が高まります。
【シーン別】そのまま使える営業手紙・お礼状の例文テンプレート

ここからは、実際にコピペして使える営業手紙の例文をご紹介します。状況に合わせてアレンジしてご活用ください。
新規開拓(面談依頼・商品案内)
例文パターンA:直球の提案(アポイント依頼)
拝啓
(時候の挨拶)、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
突然のお手紙を差し上げる失礼を、どうかご容赦ください。
私は、〇〇株式会社 営業部の△△と申します。
貴社のホームページにて(具体的な事業内容やプロジェクト)を拝見し、その先進的な取り組みに大変感銘を受けました。
特に、貴社が現在注力されている〇〇分野において、弊社が提供する「(商品名)」がお役に立てるのではないかと確信し、筆を執らせていただきました。
弊社はこれまで、(同業他社の事例など)の課題解決を多数サポートしてまいりました。
つきましては、貴社のさらなる事業発展の一助として、一度情報提供の機会をいただけませんでしょうか。
近日中に、改めてお電話にてご都合をお伺いさせていただきます。
ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、何卒ご検討いただけますようお願い申し上げます。
敬具
例文パターンB:業界の課題解決アプローチ
拝啓
(時候の挨拶)、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
〇〇株式会社の△△と申します。
この度は、貴社の〇〇事業における「(業界特有の課題など)」の解決策をご提案したく、ご連絡差し上げました。
昨今、業界内では(課題の背景)といったお悩みをよく耳にします。
弊社の新サービス「(サービス名)」は、まさにこうした課題を解決し、生産性を約〇%向上させる実績がございます。
もしよろしければ、貴社の現状に合わせたシミュレーション資料をお持ちしたく存じます。
売り込みではなく、まずは業界情報の交換だけでもさせていただけますと幸いです。
来週〇日の週に、私のほうからお電話を差し上げます。
その際、少しだけお時間をいただけますと幸いです。
敬具
既存顧客・フォロー(訪問後のお礼・契約御礼)
例文パターンC:商談のお礼
株式会社〇〇
〇〇様
拝啓
(時候の挨拶)、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
先日はご多忙の中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
〇〇様よりお伺いしました(商談で出た具体的な話題)について、私自身大変勉強になりました。
ご提案いたしました件につきまして、ご不明な点などがございましたら、いつでもお気軽にお申し付けください。
貴社の課題解決に向けて、精一杯サポートさせていただく所存です。
次回、お目にかかれますことを楽しみにしております。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
敬具
例文パターンD:契約のお礼
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は、弊社サービス「(サービス名)」をご契約いただき、誠にありがとうございます。
〇〇様とのご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今回ご導入いただきましたサービスは、(メリット)という点において、貴社の業務効率化に必ずや貢献できると確信しております。
運用開始後のフォローにつきましても、私が責任を持って担当させていただきます。
些細なことでも構いませんので、何かございましたらなんなりと私宛にご連絡ください。
今後とも末永いお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ書中にて、ご契約の御礼を申し上げます。
敬具
季節の挨拶・関係構築
例文パターンE:ご無沙汰している顧客への連絡
拝啓
(時候の挨拶)、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
平素はご無沙汰ばかりしており、大変失礼いたしました。
以前お会いした際に(以前の話題やエピソード)とおっしゃっていたことをふと思い出し、筆を執りました。
その後、その件はいかがなりましたでしょうか。
さて、この度弊社では、当時話題に出ておりました課題を解決できる新しいソリューションをリリースいたしました。
もしよろしければ、近況伺いも兼ねて、一度ご挨拶にお伺いできればと考えております。
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。
またお会いできる日を楽しみにしております。
敬具
営業手紙で成果を出すための3つの鉄則

例文を使うだけでなく、以下の3つの鉄則を守ることで、営業手紙の成功率はさらに高まります。
売り込みすぎない(信頼関係構築を優先)
手紙の目的は「即決してもらうこと」ではなく、「関係のきっかけを作ること」です。いきなりカタログを同封して「買ってください」と迫る内容は嫌われます。
「貴社の役に立ちたい」「一度情報交換がしたい」という謙虚な姿勢で、まずは信頼関係の構築(ラポール)を優先しましょう。
投函のタイミングとフォローコール(架電)の重要性
手紙は「出して終わり」ではありません。手紙が届いた頃合い(投函から2〜3日後)を見計らって電話(フォローコール)をするのが鉄則です。
「先日、お手紙をお送りした件ですが…」と切り出すことで、受付突破の口実にもなり、相手も「ああ、あの手紙の人か」と認識してくれるため、アポイント獲得率が格段に上がります。
「手書き」にこだわる理由(筆ペン・万年筆の推奨)
文字の上手下手に関わらず、手書き文字には「温かみ」と「個性」が出ます。
パソコン作成の文章を印刷しただけでは、大量送付のDMと変わりません。「自分のために時間を割いて書いてくれた」という事実こそが、相手の心を動かす最大の武器です。できれば筆ペンを使い、難しい場合は万年筆や水性ボールペンで、丁寧に気持ちを込めて書きましょう。
手紙営業の最大の課題「時間がかかる」を解決するには?

ここまで手紙営業の有効性をお伝えしてきましたが、最大のデメリットは「1通書くのに時間がかかりすぎる」ことです。
丁寧に手書きをすると、1通あたり15分〜20分はかかります。100社にアプローチしようとすれば、膨大な時間が必要です。
「手書きの効果は欲しいが、書く時間がない…」
そんな営業現場のジレンマを解決するのが、手書き代行サービス「ロボットレター」です。
ロボットレターが選ばれる理由
- 圧倒的な手書きの再現性:最新のロボットが、ペンを使って実際に紙に文字を書きます。印刷とは全く異なる人の手書き感を再現します。
- 大量送付が可能:手書きでは不可能な数百〜数千通単位の発送も、短期間で対応可能です。
- 越前和紙を使用:高級感のある和紙を使用することで、受取手に「特別な手紙」という印象を強く与えます。
「反応率を上げたいが、リソースが足りない」という企業様にとって、ロボットレターは品質と効率を両立する次世代の営業ツールです。
手紙営業でよくある質問
まとめ

営業メールが無視される時代において、手間のかかる「手書きの手紙」は、競合と差別化し、決裁者の心を動かす強力な武器となります。
今回ご紹介したマナーと例文を活用し、まずは1通、心を込めて書いてみてください。その1通が、御社のビジネスを大きく飛躍させる契約に繋がるかもしれません。
「手紙営業に興味はあるが、書く時間がない」「大量のリストにアプローチしたい」とお考えの方は、ぜひロボットレターをご検討ください。手書きの温もりとデジタルの効率性を兼ね備えた新しいアプローチ方法をご提案いたします。
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